そして、いつも温かいご支援も本当に本当にありがとうございます。皆さんの優しいお気持ちに感謝の気持ちでいっぱいです。

ネコのしっぽがオープンした6年前。「しっぽの仲間 上越さん」から5匹の保護猫たちが、お店に来てくれたのが始まりでした。 それから、保護したり、譲渡したりの6年間。今年は8月に1匹受入れ、9月に1匹を保護して、今では25匹の大所帯になりました。（内1匹は預かりさんのお家にいます。）

6年お店をしていても、譲渡は本当に難しいなと感じています。次々に譲渡ができたら、また迎えてあげて（保護できて）困っている、多くのネコを保護できればと、思っているのですが、 私がきちんとお世話をできる数にも限界がありまた、安易に譲渡も出来ないので、とてももどかしいです。

おそらく、譲渡について、私はかなり時間をかけていると思います。
それは、お客さまから相談を受けたりする中で より「適正飼育」の大切さを感じているからです。また「適正飼育」については、まだまだ、知らない方も多くいらっしゃるので適正飼育をしていただくために、きちんと伝えていく。それが、ネコと人との幸せに繋がっていくのだと思っています。

昨年、ちょうどこの暑い時期に、お客様からく知人の方の飼いネコの相談を受けました。多頭飼育していて、全頭不妊手術していないから子猫が生まれてしまってどうしたらいいか？ と、言うお話しでした。

飼育の環境をお聞きすると部屋の掃除はあまりしておらず、 ご飯は常に継ぎ足ししていて、お皿（容器）は洗ってないような感じ。お水はお風呂場にあるオケで、いつ変えたかわからないような水が置いてあったそうです。 日中仕事に行ってる間、夏の暑い日であっても、エアコンはつけていないとのこと。また、他の方からの相談でも、粗相したからスリッパでネコを叩く、トイレの砂が適量入っていないなど…。ホント飼い方はいろいろです。

お店では、自由にのびのび、ネコたちが心地よく過ごせるように配慮していますが、飼い主さんによって飼い方は全然違います。不衛生だったり、長時間ケージ飼いだったり、猛暑日もエアコンをつけてあげず心地よくいられない環境に置かされることもあります。だからこそ、譲渡には慎重になります。

飼いネコだからイコール適正飼育されている。 ネコ が好きだからイコールきちんとお世話している…ではない。 これはイコールではないんだ、と この6年の間、感じてきました。

だからこそ、ネコを迎える前に、飼育について分かりやすく伝えることが大切で、きちんと説明するには時間もかかります。でも、それがネコを保護して譲渡している私の責任だと思っております。

昨今、猫カフェがブームで、私がお店をオープンした6年前よりも店舗が増えてきました。

これは私の考えなのですが、 動物たちと触れ合う場は、お金を払ったから 何してもいい場所ではないと思っています。動物やネコたちに負担がかからないように 触れ合い方をきちん伝える場でもあると思っています。

動物やネコたちに負担がかからないように 触れ合い方をきちん伝える場でもあると思っています。そして動物には「休み」も必要だと考えてます。年中無休で慣れない人と触れ合うのは、 動物にとってもストレスなのではないかと。

私は、動物の気持ちになって、考えることは大切なことだと思っています。動物の立場にたって考えて行動する。そういうことがストレスを感じず、 幸せに繋がっていくのではないかと思います。　

私は受け入れや保護するときも、最期まで責任を持って面倒を見る覚悟で常にいます。

慣れていない子はゆっくりと見守り たくさん譲渡することよりも、 本当にこの子を最期まで大事にして下さる方に繋げる、 幸せに繋がる譲渡をしていきたいと思ってます。安易な譲渡はする気持ちはありません。

これからも大好きな高岡で、何よりも大切な猫たちのために 活動を続けていきたいと思っています。応援して頂けると嬉しいです。 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

譲渡型 保護ネコカフェ ネコのしっぽ
佐藤　真理

はじめまして「ネコのしっぽ」店長の佐藤 真理（さとう まり）と申します。 保護ネコカフェ「ネコのしっぽ」に興味をもっていただきありがとうございます。

私は今まで色々なご縁がありネコを保護する活動に関わってきました。 しかし、ごく限られた範囲を超えることのできない情報の行き届き方に何度も遭遇し、どうしたらもっと多くの方に、保護ネコのことを知っていただけるのか、いつも考えておりました。 そんな中、東京で保護ネコと人を繋げる「保護ネコカフェ」という存在を知ることになりました。

この保護ネコカフェを私の大好きな地元、富山の高岡でやりたい！

そう強く思い、保護ネコカフェをこのたび地元、高岡市でオープンすることになりました。 多くの方に直接ネコと触れ合っていただき、ネコを身近に感じることで新しいご縁に繋がることを願っています。

また「ネコのしっぽ」は皆さんの暖かい気持ちのおかげでオープンできました。 ご支援＆ご協力いただき本当にありがとうございます。
＞＞「ネコのしっぽ」クラウドファンディングの道